フロントエンド商品とバックエンド商品とは?ベンチャー企業こそ効果的な営業戦略を立てよう!

どうも。
仲村です。
突然ですが、「フロントエンド商品」と「バックエンド商品」
ってご存知ですか?
マーケティングの現場、特にWEBマーケティングで
よく聞かれるこの言葉、ビジネスマンであれば
耳にしたことがある人も多いとおもいます。
簡単に言えば、フロントエンド商品とは「集客するための商品」で、
バックエンド商品とは「本当に売りたい商品」です。
一般的にはフロントエンドは「安価で買ってもらいやすい(試しやすい)」
バックエンドは「高額で利幅が大きい」商品を設定します。
なぜこのように分けるかというと、
「いきなり知らない人から高額の商品は買わない」からですね。
まずはお手軽に試して頂いて、良さを知ってもらい信頼を得た上で、
本命商品を買ってもらったほうがスムーズですし、
購入後のトラブルも避けられるメリットがあります。
「フロントエンド商品」と「バックエンド商品」というと
小難しい感じがしますが、日常生活の中にも
こういった工夫はされているケースが多いのです。
事例① 通販のお試しセット
健康食品や化粧品の通販などでは、
「500円お試しセット」みたいのをよく見かけますね。
これも「フロントエンド商品」と「バックエンド商品」です。
ここでいうフロントエンド商品はお試しセット、
そして当然バックエンド商品は定期購入です。
いきなり定期購入となるとハードルは高いですが、
お試しした後であればそのハードルはグッと下がりますよね。
事例② 居酒屋のランチ
お昼時に街中を歩いていると、居酒屋がランチをやっている事があります。
ワンコインランチなど、かなりお得なラインナップです。
実はこれも「フロントエンド商品」と「バックエンド商品」です。
フロントエンド商品はランチ(昼)、バックエンド商品はディナー(夜)です。
当然、居酒屋が利益を取りやすいのは、
お酒などドリンク類がよく出る夜の時間帯です。
そのために、昼は利益重視ではなく、認知向上やリピーター獲得のための
「集客目的」でランチをやっているのです。
事例③ 無料のセミナー
よく、「自己啓発セミナー」「不動産投資セミナー」
とかを無料で開催しているのを見かけますね。
もちろんこれも「フロントエンド商品」と「バックエンド商品」です。
商材やサービスを販売するために、
無料というフロントエンド商品(セミナー)で集客するのです。
「無料のセミナーに来た人が本当に高額商品を購入するの?」
と思うかもしれませんが、実際にそこまで繋げられるから、
無料でセミナーをやっているのです。
このように、何気なく街を歩いているだけでも
たくさんの「フロントエンド商品」と「バックエンド商品」を
見かける事ができるのです。
まとめ
この「フロントエンド商品」と「バックエンド商品」の考えは
営業をやる上で非常に有効な考え方であり、
特に大手企業には予算でも信頼度では到底勝てない
少数の企業やベンチャー企業には効果的です。
世の中には、すごくいい商品やサービスを持っているが、
中々営業がうまくいかない、苦戦しているという企業が星の数ほど存在します。
そういった企業は、まずは売りやすい「フロントエンド商品」を考え、
どうやって利益の取れる「バックエンド商品」に繋げていくかを
しっかりと考えるべきだと思います。
弊社は1〜20名程度のクリエイティブ、IT関連の企業様を中心に、
営業の戦略から実働までをワンストップで行っておりますので、
気になる方はお気軽にご相談くださいませ。