新規客獲得コストとリピーター獲得コストを把握して営業をしよう!

どうも。
仲村です。
ビジネスで売上を上げるには、2つの方法があります。
「新規顧客」を獲得するか、
「リピーター」を増やすか、です。
新規顧客とは文字どおり、新しく取引をするお客様で、
リピーターは既に顧客であり、繰り返しサービスを
利用して頂ける方を指しています。
ちなみにリピーター獲得コストは、新規顧客獲得コストに比べ、
10分の1とも言われています。
その為、リピーターを最優先でサポートをするべきだ、
という意見も多く見られますよね。
もちろん、お客様のことを考えても、自社のことを考えても、
そういった判断は正しいと思います。
ただし、だからと言って新規顧客を獲得しなくてもいい、
という話でもありません。
当然新規での取引がないと、リピーターになってくれる方の
母数自体が増えていきませんし、
100%リピーターになるという事も考えられないので、
その分新規顧客を獲得する事は必要になります。
つまり、企業としては「新規顧客」「リピーター」
どちらも非常に重要だということですね。
「新規顧客」と「既存顧客」
ここで問題になるのが、
「どれくらいの比重で営業をすればいいのか?」
ということです。
例えば、新規顧客獲得のために会社の100%の力を使えば、
当然既存顧客へのフォローは手薄になってしまいます。
そうすると、リピーターは減り、結果的に売上が下がっていく、
ということも考えられるわけです。
逆に、リピーターのために100%の力を使えば、
新たな顧客は増えていきません。
ということは、現状維持はできても、成長はしづらいという事です。
どれくらいのパワーバランスで営業を行うかは、
企業やサービス毎に当然異なるものですが、
大切なのは、感覚値ではなくて、データとして捉え、
改善策を立てるということです。
弊社では、新規営業の各種数字はもちろん、
既存のお客様のリピート率なども全て個人別に管理しています。
そうすることで、
「どこに問題があるのか」
「どこを改善すればいいのか」
「自社の強みや個人の特徴」
「市場の移り変わり」
が一目で分かります。
同じサービスを提供していても、
成約率やリピート率は個人で異なるものです。
そして、それを会社全体の問題として捉え、
全体の底上げをしていく事が、我々中小企業にとって
非常に重要になってきます。
まず、1件の新規顧客を獲得するために、
いくらの営業コストをかけているのか。
そして、その顧客をリピーターにするために、
どれくらいのコストがかかるのか。
どちらがどれくらいのコストがかかっているのかを把握すれば、
戦略や方向性を決めやすくなるかと思います。
まとめ
多くの企業様が、付き合いのある企業や
ある程度決まった取引先からのお仕事で
売上を立てているケースがございます。
ただし、そういった場合、月毎に売上のばらつきがあったり、
いつも仕事をくれる企業様の仕事がなくなってしまった場合など、
常にリスクを考えていないといけません。
そうすると人員を増やしたり、新事業へ投資したり、という事も
難しくなってくる可能性が高まります。
そういったあまり積極的に営業をしていなかった企業様ほど、
改めて「営業」について考えてみると良いと思います!!