うんこ味のカレーとカレー味のうんこ、どちらがいい? ―出来る営業マンはこう答える!―
どうも。
仲村です。

つい先日電車の中で子供達がこんな話をしていました。
「うんこ味のカレーとカレー味のうんこ、どっちがいい?」
誰もが一度は聞いたことがあるであろう、究極に不毛な二択問題。
普通の人なら
「どっちも嫌だよ!」
「そもそも選ばせるな!」
と笑って終わる話ですが、営業マンは違います。
実はこの質問、営業の現場では“ある重要な本質”を突いているのです。
そして、出来る営業マンはこの二択に対して、明確な答えを持っているのです。
そもそも、この質問の何が営業的なのか?
営業では、こちらが提示した資料や提案に対して、
「AとBどっちがいい?」
「今月か来月どっちで打ち合わせします?」
という選択肢を提示するトークを使う場面は非常に多いです。
この「選択型クロージング」は便利な反面、そもそも相手が求めていない選択肢を出してしまうと、逆効果になってしまう可能性もあります。
まさに、うんこ味のカレーとカレー味のうんこ状態。
どっちを選んでも相手はハッピーになりません。
しかし、営業ではよくある話なのです。
出来る営業マンの答えとは?
もしこの質問を振られて、一流の営業マンがどちらかを選ぶことはありません。
なぜなら──
価値のない二択なら、選ばない。
相手と自分に最適な“別の選択肢”を作る。
これこそが営業の本質です。
営業の現場で「二択しかない」ように見える瞬間は多くあります。
・予算がないと言われた
・今はタイミングじゃない
・社内に反対する人がいる
・他社と比較されている
これらはすべて「AかBか?」に見える状況ですが、実は本当に優秀な営業マンは「Cの道」を作ります。
第3の選択肢を作る具体的な方法とは?
ここが出来る営業マンと普通の営業マンの決定的な差です。
【1】選択肢の背景を聞く
「なぜその二択になっているのか?」
「本当は何に困っているのか?」
「何が障害になっているのか?」
質問の質が高いほど、選択肢は増えます。
【2】目的を再設定する
多くの営業がしてしまうミスは、手段をそのまま目的化してしまうことです。
例:
「動画を作る予算がない」
→動画制作が目的ではなく
→“採用強化”や“集客UP”が目的のはず
ここを整理できる営業は、クライアントに感謝されます。
【3】最小リスクの提案をする
二択しかないように見えるとき、相手は「リスク」を感じている場合が多いです。
だから、
・小さく始められる提案
・部分対応
・分割導入
・テストマーケ
などが刺さります。
実際の営業現場でよくある「うんこカレー案件」
【例1】
「新規開拓はしたいけど、営業代行を入れるか、自社で採用するか迷ってる」
→どちらも負担が大きい場合が多い
→できる営業の答え
月数件のテスト案件から始める
分野を絞って効率化する
まずは“内製+外注”のハイブリッド型にするという、第3の提案が喜ばれます。
【例2】
「今は予算がないから、動画制作はまた今度…」
→本当は“動画が不要”ではなく
→“社内確認やリスクが重い”
→できる営業の答え
採用動画ならスマホ撮影で最低構成から始める
既存素材を活かして低単価で一本つくる
これで止まっていた案件が動きます。
【例3】
「AIツールを入れるか、今のシステムにしがみつくか」
→どちらも不安が大きい
→一流営業
一部部署だけAI化して、横展開前に効果検証する。
営業とは「選択肢を増やせる人」が強い
うんこ味のカレー vs カレー味のうんこ。
繰り返しになりますが、この二択はそもそも不毛です。
しかし、この無意味な質問に対して、意味のある答えを返せる人こそが営業のプロ。
なぜなら営業とは、相手が気づいていない道を見せ、最も負担が少なく成功率の高いルートを提案することだからです。
そして、あなたの会社にも“第3の選択肢”が必要だと思う
営業代行を使うか、使わないか。
自社だけで頑張るか、外注するか。
そんな二択で悩んでいる企業は多いです。
でも実際には、「部分支援」「期間限定」「案件ごとの分業」など、もっと柔軟な選択肢があります。
もしあなたの会社が
「営業は必要だが人を雇うリスクは避けたい」
「新規開拓を広げたいがリソースがない」
「他社の営業代行で満足いかなかった」
こんな悩みを抱えているなら、我々は別の選択肢を一緒に作ることができるのです。
まとめ
究極の二択を出されても、AでもBでもなく、Cを生み出す力があるかどうか。
それが売れる営業マンの条件であり、会社の成長スピードを決定する要素でもあります。
あなたの会社にとっての最適なCを作るための無料相談はいつでも歓迎です。
是非お気軽にお声がけくださいませ。










