音楽制作・サウンドデザイン会社が直面する4大課題と解決策とは?

みなさんこんにちは!
大谷(おおや)です!
弊社は、少人数のクリエイティブ・IT関連企業に特化をした営業代行を行なっている会社です!
これまで1,100社以上の営業代行実績がございます!
さて、今回お話しするのは音楽制作やサウンドデザインを行なっている制作会社のお話です!
弊社のお客様であるクリエイティブ関連企業の中でも、「音楽」に関わっている方は非常に多くいらっしゃいます!
音楽制作やサウンドデザインを専門とする中小企業の社長が抱える悩みは、実はどの会社も似ています!
例えば、「紹介頼みで案件が安定しない」「見積もりの単価が下がりやすい」「代理店経由ばかりで利益が薄い」「入金が遅れて資金繰りが苦しい」などなど・・・
特にこの4つの悩みは、制作のスキルとは別に、経営を続けていくうえで避けて通れない壁です!
ということで今回は、そんな音楽制作・サウンドデザイン会社が直面する4大課題と、その解決策をわかりやすく解説していきたいと思います!
1. 新規案件の安定獲得
課題
多くの制作会社は「紹介」「口コミ」や「以前のクライアントからのリピート」で仕事を得ています!
しかし、これだけに頼っていると案件の波が激しく、繁忙期と閑散期の落差が大きくなりがちです!
また、営業担当を専任で置く余裕がないため、社長やディレクターが“片手間で営業”をせざるを得ないことも少なくありません!
解決策
この最大の課題の解決策は、自分たちのペースで案件を獲得するための営業の仕組みを構築することです!
例えば、WebやSNSの発信によるリード獲得も一つの手です!
当ブログのような事例紹介ブログやポートフォリオ動画を定期的に更新し、検索流入を狙いましょう!
「音楽制作 会社 東京」「サウンドデザイン ゲーム」などのキーワードで見つけてもらえる仕組みをつくり、見込み客を集めましょう!
また、自社に営業リソースやノウハウがない場合は、営業代行の活用も有効です!
面倒な部分や専門的な部分を営業代行に任せることで、社内の手間をかけずに効率よく見込み客を増やし、安定した売上を上げる体制につながります!
また、ターゲットを絞った営業活動も効果的です!
代理店や下請けだけでなく、アプリ開発会社、動画制作会社、イベント企画会社など“直接のクライアント”にアプローチすることが安定化につながります!
自社の音楽・サウンドと相性が良いターゲットを見つけていきましょう!
さらに、事例の数値化も行うべきです!
「BGMを刷新したことで動画の視聴維持率が120%に伸びた」など効果を数字で示すと、営業資料として強力な武器になります!
「良い音を作る」というのはもはや当たり前の時代です!
こういったことをしっかり出来ている制作会社は意外と少ないので、しっかりしたデータや説得力のある事例を踏まえてアプローチしていきましょう!
2. 単価の頭打ち
課題
「とりあえずお見積もりを」と依頼され、実際に金額を提示すると「もう少し下げられませんか?」と言われる・・・こんな経験はありませんか?
これは音楽制作会社にとってよくあるシーンです!
見積もりの根拠が曖昧なまま提出してしまうと、価格競争に巻き込まれやすくなります!
解決策
まず分かりやすい解決策は、料金体系をパッケージ化することです!
「制作費+実装費+運用費+追加利用料」といった形で、費用の内訳をわかりやすく提示することで、相手に具体的な導入イメージを持たせましょう!
例)「BGM30秒:10万円(リテイク2回まで含む)、追加修正:1回3万円」など
また、付加価値サービスの提供も有効です!
通常の音源制作に加え、ソニックロゴの提案やATMOS対応、複数メディア用の納品パッケージを用意すれば「値段の安さ」以外で選んでもらうことも可能ですよね!
成果連動型のプランで、SNS広告やYouTube動画での活用なら「再生回数に応じたボーナス」を設けるなど、成果を共に追う姿勢を打ち出すのも効果的です!
特に紹介や問い合わせなどの「待ちの体制」だと、他社と比較されやすく価格競争になりがちですので、しっかりとこちらから案件を獲得できる営業体制をつくりましょう!
3. 直請け比率の低さ
課題
代理店や制作会社経由の案件は安定感がある一方で、中間マージンが発生し利益が削られてしまうという側面があります!
特に中小規模では「代理店からの発注が9割」というケースも多く、経営の伸びしろを狭める要因になっています!
解決策
代理店は実績の場と割り切り、下請け案件を“ポートフォリオ化”して、次の直請け案件につなげる考え方も重要です!
実績を作り、自分たちから新たなターゲットにアプローチしていきましょう!
その上で、エンドクライアントを意識した資料作成も意識すると尚良いです!
代理店ではなく、ブランドやアプリ開発企業など「直接発注をする企業」に響く事例紹介や料金表を整備しましょう!
また、展示会・業界イベントでの接点作りも効果的です!
音響機材やゲーム開発関連のイベントで名刺交換をし、代理店を介さないルートを広げることが長期的に利益率を高めます!
4. キャッシュフロー
課題
小規模な制作会社では「納品から入金まで2〜3ヶ月」というケースが当たり前です!
場合によっては修正が続き、検収が遅れることでさらに資金繰りが苦しくなることもあります!
着手金を設定していないと、作業を始めてもお金が1円も入らない状況に陥る危険も考えられますね!
解決策
まずは、契約時に着手金を必ず設定する習慣を作ると良いです!
「契約金額の30〜50%を着手金として請求」と明記することでリスクを減らせます!
あとは、分割納品・分割請求など、「仮音提出時」「中間納品時」「最終納品時」と3回に分けて請求する仕組みを整えると安定的にキャッシュが回りやすいです!
また、修正範囲を明文化しておくことも重要です!
「リテイクは2回まで」「追加修正は別途費用」といったルールを事前に提示しておかないと、予想外の無限リテイクによる遅延の可能性が生まれてしまいます!
さらに、助成金や補助金の活用も考えても良いかもしれません!
機材更新や海外展開に関する補助金を利用すれば、先行投資の負担を軽減できます!
まとめ
いかがでしょうか?
音楽制作・サウンドデザイン会社が直面する大きな課題は、今回紹介した4つに付随する可能性が非常に高いです!
・新規案件の安定獲得
・単価の頭打ち
・直請け比率の低さ
・キャッシュフロー
これらはいずれも「制作スキル」とは別の経営課題です!
大切なのは、これらの課題をしっかりと認識し、営業の仕組みを整えていくこと。
紹介頼みから自社発信へ、値下げ競争から価値提案へ、代理店頼みから直請け開拓へ、
不安定な資金繰りから契約設計へ・・・
これらに少しずつ取り組むことで、制作の現場を安定させ、音楽制作会社としてのブランド力を高めることができます!
「いい音を作る」だけではなく、「いい経営をする」こともクリエイティブの一部なのです!
そのためには営業の仕組みが必要不可決です!
とはいえ、普段忙しい中小企業やフリーランスの場合、どうしても営業は後回しになりがちですので、そういった時こそ是非弊社にご相談ください!
小規模のクリエイティブ企業に特化をして営業全般のご支援を行っておりますので、きっと参考になるご提案ができるかと思います!