カフェで見かけた仕事を辞めたい新入社員のお話

都心の駅近くには、大体何店舗かのカフェが存在しています。
スターバックス、ドトール、エクセルシオール、カフェ・ド・クリエ、プロント、サンマルクカフェ、ベローチェ、etc…
最近では「ノマドワーカー」と呼ばれる、特定の場所ではなく、カフェなどでノートパソコンやタブレット型端末などを使って仕事をする人が増えてきていることもあり、人気店はいつも満席だったりします。
私はカフェが好きです。
居心地が良かったり、なんだか時間がゆっくり感じられたり、何よりその空間が好きなのですが、私と同じようにカフェにはたくさんの人が集まってきます。
仕事の合間に立ち寄るサラリーマン、テスト勉強をする学生、優雅なティータイムを楽しむ主婦、待ち合わせをしているおばあちゃん・・・
皆目的は違えどカフェの空間が好きな人たちです。
ある日のこと。
いつものようにカフェでまったり時間を過ごしていると、なんだか深刻そうな顔をしたビジネスマンが二人組が隣に座りました。
「いや、どうした?わざわざこんなところで」
「なんだ?」
どうやら、上司と部下の関係のようです。
「辞める?なんでまた?」
「でもまだ入社して1年も経ってないだろ?」
新卒入社の営業マンが、成績が上がらず会社を辞めたいということみたいです。
以前何かで見たのですが、1年以内に15%程度の新入社員が離職してしまうというデータもあるらしいので、こういった場面はさほど珍しい事ではないのかもしれません。
「自分に合ってない・・・か。」
「次の仕事は何をやるんだ?」
「じゃあ、もし次の職場でも同じような状況になったらどうするんだ?」
「また「自分には合ってない」と言って辞めるのか?」
「辞めるんだったら辞めてもいい。やりたい事があるんだったらやればいい。」
「でも自分の思い通りにいかないからって逃げてたら、ずっと逃げ続ける人生になるぞ。」
「一度そういうふうにすぐ辞めたり逃げる癖がつくと、次からも必ずそういう思想になる。」
「何かあれば「逃げればいい」と脳が覚えてしまうんだ。」
「そうすると、次も自分に言い訳をして逃げ道を探す。」
「それの繰り返しだ。」
「もちろんそれが悪いとは言わないが、成功している人は必ず踏ん張るところは踏ん張って耐えている。」
「それが成功体験になり、自信になり、次のステージに進める方法なんだ。」
「お前の人生だから最終的に決めるのはお前だけどな。」
「あぁ。」
彼がその後どうなったかはわかりません。
そのまま辞めたかもしれないし、もしかしたら心を入れ替えて頑張っているかもしれません。
続けているにしろ、辞めているにしろ、その人の人生は続いていきます。
今日もカフェには色々な人が行き来しています。
一人として同じ人生を歩む人はいません。
人生の分岐点に立った時、あなたならどのような選択をしますか?
悩んだ時は、少し立ち止まってみるのもいいのかもしれませんね。
違う景色が見えるかも・・・しれません。