1年で潰れる飲食店は戦略ミス?マーケティング思想でビジネスを。

先日、私の家の近くにある飲食店が潰れた。
※写真はイメージです。
確か、1年程前・・・いや、1年も経ってないかな。
とにかくすぐ潰れた。
私も1回だけ行った事があるけど、特に印象に残っていない。
そもそも人通りも少ない通りだったし、特に他の飲食店と比べても目立ったメニューがあるわけでも、安いわけでもない、言ってみれば特に取り柄のない普通のお店だったから、
「なんでこんな所に店を出したんだろう?」
「どうやって集客しているんだろう?」
っていつも不思議に思ってた。
「もしかしたら前にどこかで修行してて、そこの固定客がいるのかな・・?」
「ネット通販とかでなんか売ってるのかな・・?」
なんて思ったりしたけど、そんな事もなくやっぱり潰れた。
なんか、こういった飲食店ってすごく多いよね。
特に激戦区なんかでは「1年持てば御の字」なんて話もよく耳にする。
そもそも飲食店をやろうと思ったら、店舗を借りて、材料を揃えて、人を雇用して・・・
新しく始めるビジネスとしては相当リスクが大きいビジネスのはず。
なのに、前もって調査、マーケティングをして、戦略を立てて始める人って本当に一握り。
これってすごくもったいないと思わない?
ビジネスは難しい
店舗を例に出したけど、これってどんなビジネスでも同じことが言えるよね。
なんの戦略も立てずにビジネスをやるというのは、武器も持たずに戦場に出るのと一緒。
飲食店だと、
「美味しいものをつくればお客さんは来る!」
と思っている人も多いみたいだけど、今は美味しい店なんて山ほどある。
そもそもものすごく美味しい料理を出していても、知られてなかったらお客さんは来ない。
例えば、「いきなりステーキ」は味が美味しいのはもちろん、上質の肉を立ち食いスタイルで食べることでリーズナブルな価格で楽しめるというこれまでにない「価値」を提供することで話題になり行列を生み出した。
発想や見せ方を少し変えただけなのに、他の店より認知度も売上も上げている。
何か新しい事業やサービスを始めるのであれば、最低限、
・誰に?
・何を?
・どうやって?
くらいは決めておかなきゃダメでしょ。
なんかビジネスには「5W3H」っていうカッコつけたややこしい用語があるみたいだけど、要は、「誰に何をどうやって売るか」ってことくらい真剣に考えれば?って話。
※関連記事→5W3Hとは?将来起業したい学生も必見!ビジネス・マーケティングの基本
ただ料理が好きだから飲食店開いた!ってだけだと厳しいよね。
これはリアルビジネスでもネットビジネスでも同じだけど、例えば、外国人観光客に向けた商品なら、当然観光客がたくさんいる所で集客したほうが効率がいい。
「自分が何をやりたいか」はもちろん大事だけど、「そのサービスは誰が欲しいと思うのか?」「どんなサービスが喜ばれるのか?」という利用者目線での考えを持つことで色々な価値を生み出していけるはず。
まとめ
もちろん開始までのスピードは大事だけど、よっぽどの天才じゃない限り、そういった事も考えずにビジネスをやるのはNG!
自分のやりたい事だけじゃなく、世間の流れやニーズを汲み取ってビジネス設計をする事で、無謀な展開にしないこと。
まぁ、いくら考えても失敗するときは失敗するのがビジネスだけど、少しでも失敗リスクを減らすのが賢い人ね。
ということで今日はこの辺で。
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